こんな時どうしたらいいの?

そんな時にかぎり・・・動物病院が休診日だったり
深夜だったりと・・・不安感いっぱい・・・

あっそうだ!!この子を販売したショップや繁殖者に
聞いてみようと相談すると無愛想な対応(−−。)に
ショック聞くんじゃあなかったと後悔

愛犬家同士のトラブルこんな時どこに相談すればいいの?
信頼してこの子を譲って頂いたのにその信頼は今は無く
相談したい犬専門業者も知らず・・・

動物病院で症状や今後の事を聞きたいのに
何故かそこにはバタバタとした忙しそうな聞けないオーラが・・・

動物愛護団体に相談するのはどの様にしたらいいか?
その質問の仕方さえわからず・・・

愛犬家としてこの子を家族の一員として思うから
家族としてこの子に出来る限りの事をしてあげたい。
それが家族の責任と思っています。

そしてこの子と共に愛犬家として明るい日を多く送りたいです。
その声の多さにこの度このコーナーを立ち上げました。

一人でも多くの方々とその御愛犬により作られたコーナーです。
動物愛護法により多くの動物が幸せになる事を願い。

だから・・・時々・・・実話ぶっちゃけトークします。
実話エピソードもお話しする事あり。
その為にリアルな内容の文章になる事もあります。

どうぞご了承下さいませ。

何故なら動物取扱業登録証を得ているものは
御愛犬家の方々の愛する御愛犬の命の応援団となるべき
そうこの私チームホソノJPは思うから。。。

スタッフと共に獣医師のご協力を頂きこのコーナを
毎月作成して行きます。

1つの命でもそこに安心感を少しでも与えられたら。。。
そう願いながら。。。(^^) 



第35集「長寿犬といわれた犬達」


愛する愛犬が長生きしてくれたらいいなぁ。。。
そう願う愛犬家も多い、というより殆どでしょう。

 
(1)長生きの秘訣は何ですか?

*(性格にて)
・自己主張が強いこと!
・意思表示が上手に出来る。
・好奇心と警戒心が強い。
・気が強い。
・甘え上手である。
・喜怒哀楽を表情に出せる。
・何事にもテンションが高い。
・多少意地悪である。
・怖いもの知らずである。

*(行動にて)
・よく吠える。
・素早い動きや運動神経の良さ。
・ご飯を残さず食べる。
・お外やお散歩が好き。
・喜びの表現や態度が大きい。
・怒る態度をはっきり出せる。
・家族に甘える時は触ってほしいという意思表示が出来る。
・家族への態度と家族以外の人への態度は、明らかに違いがある。
・体格以上に力強い。
・家族を守ろうと時に必死な態度で威嚇する。
・家庭内でリラックスして休息できる。
・家庭内の心地よい場所を把握し、そこをお気に入りの場所に
 している。
・快食快便である。
・誉めてもらいたいという気持ちを明確に表現出来る。
・辛いという思いを家族に上手に伝えてくる。

*(必要な条件)
・生後1年半以上の年齢で、育てる人間家族が変更されない事。
・育つ場所が変わらない事。
・お家が好きであり家族が大好きであり
 そこが自分にとって愛する場所と愛する者だという
 理解がある事。
・自分が愛されている命だと実感出来ている事。
・酷い恐怖心に襲われない事。
・食べる事が大好きで有る事。
・偏った食事や酸化した食物は食べていない事。
・適度な運動量がある事。
・老犬10歳まで大病もなく心身の不調知らず。
・老犬10歳まで持病もなく薬知らず手術知らず。
  (※「避妊去勢手術」&「歯石取り手術」は除く)
・老犬10歳までに酷いストレスを感じた経験がない事。
・家族が適切な予防をおこなっている事。
・両親犬の先祖は長生き家系である事。
・痩せすぎていない事。(※ただし肥満はNG)
・水分量が足りている事。



(2)長寿だといわれる高齢犬の多くは!


(栄養の摂り方から)

まず!食生活の配慮が良いこと。
ポイントは食材にかかわらず
食事回数にあります。
老犬になると、若い年齢時の食事量が1度に食べられなくなり
完食出来ない事も多くあります。
これを知った上でどうすればいいか?
それは、少量を回数多く食べさせる事にありますが
口から食べた物が、どの程度で胃や腸を経過するのか
その子その子で個々によって違うので
うちの子は今この程度の消化経過状態だ!と
知った上でバランスの良い食事をさせて下さい。
胃袋の中にまだ食べ物が大量にある状態で
更に食べさせるのは危険です。
嘔吐をしてしまうので体力を弱らすだけ・・・
これを厳重に注意しなければ
回数多くの食事は出来ません。
消化吸収を考えた上で
体力を消耗させない様な栄養の摂り方は
肝臓機能に良い影響を与えます。
食事と一緒に水を飲ませたり
食直後に水を飲ませてしまうと
突然・・・吐き気が生じるケースもあります。
食べ物(固形物)が腸へ入った時点の時間帯に
給水はさせるようにしましょう。
サプリメントなどは
よく調べ現在の体に対し適切であるかどうか
慎重に調べ健康状態に応じたものを
与えましょう。
また、このような栄養素を与える時は
どの時間帯が最も効果的であるか
把握した上でないと好ましくはありません。

(環境から)

高齢犬となれば住み慣れた環境というのが常に好ましい。
いつもの時間
いつも同様のスタイル生活
いつも変わらずの愛情を住み慣れた場所で与えてあげる事。
日頃の生活に変化があると
生きる気力を失わせてしまうケースもあります。

(配慮から)

高齢犬の多くは介護は必要なものです。
自力で排尿排便が出来ません。
人工的に行わせる事は一般的には無理だという事もあります。
医師や専門家の手によりお願いされる事も多く
オムツなどを使用する子も多くいます。
排便をした際に下痢や軟便だった時は
必ず下半身を洗う様にし、清潔に保ってあげなければいけません。
この時に素早く濡れた体を乾かす事が必要です。
弱くなった高齢の体に、更なる病を持たせない様にしましょう。
お天気の良い日には
日光浴は欠かせませんが
冬場や真夏の日光浴は危険を伴うことを知り
正しく日光浴をさせる事。
安心して眠れる心地よい寝床にする事。
歩けなくなり目も見えなくなり耳は当然聞こえなくなっても
若い年齢から声をかけていた同様の言葉を
言ってあげ老いた身体に触れ
この子の体温はいつもと一緒だろうか?
鼻は濡れているだろうか?
体温が低下していないか?
微熱や高熱はないか?
確認をしましょう。
万が一!
異常を感じた時は医師を頼る事!それしかありません。
いつも同様のオシッコの色や便の色か
家族は常に把握し医師に正しく伝える事です。



(3)長寿といわれる高齢犬の多くは
   10歳までは病気知らずの子がほとんど!

心臓機能が丈夫!
肝臓機能が丈夫!
腎臓機能が丈夫!
肺活量がある。
血行が良い。
持病というものに無縁であった。



(4)
Q&A

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(質問)
弱った身体を人間が触ったり抱いたりする事は負担に
ならないでしょうか?

(回答)
人間が触り嫌がるという時はどこかに痛みを感じています。
苦しい辛い箇所があります。
その部分はどこか?
まず知ってあげ治せるのなら治療をしてあげましょう。
治らないのであれば、負担を与えストレスを加える事は
望ましくありませんから配慮が必要です。
犬の体格によっては人間が抱き上げたり
抱っこする事は好ましくない場合があります。
10kg以上の体重の子は、抱っこされる事が負担と
ストレスになります。
しかし、その点では小型犬の場合。
触ってもらったり抱っこされる事は安心感に繋がり
負担どころか身体に良い影響があります。
犬自身が好む事は、高齢犬にとって生きる気力と活力になります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(質問)
血行の悪くなった高齢犬に血行促進させる良い方法は
ありますか?

(回答)
日光浴と足湯が効果的ですが
寒い時期は部屋を暖かく
暑い時期は快適な室温の部屋で過ごさせ
血行をよくするために
サプリメントの補給も必要かも?しれません。



(5)高齢犬といわれる13歳以上の年齢は
   身体に栄養素が吸収出来ない(−−;)

・・・食べても・・・痩せていくばかり
徐々に痩せていく高齢犬を育てる家族は不安な毎日。
5kg近くあった小型犬は亡くなる時2kgしかない体と
なるまで生き続ける事が出来たのは何故?
こんなに体重が減少したのに
生きていた事が不思議だった。
そこには、家族の配慮の良さがあった。
体力と気力を保たせたい一心の育て方。
栄養素を体に吸収出来ない年齢の老いた高齢犬に
共に生活しているからこそ自然に出来た食事法。
育てる人間が高齢者だったからこそ
こんな食事なら食べられるとわかったのかもしれない。
以下はその20歳まで生きたヨーキーの日々の生活
ご家族の配慮に包まれた記録です。

午前6時起床
自分の身支度をととのえ午前6時30分朝食
15分で食事を済ませ
午前6時45分に愛犬の汚れたオムツを交換
この時、顔周りや手足をキレイに拭く。
缶詰食しか食べられない高齢犬。
大さじ1杯の缶詰(牛肉&野菜)をペースト状になるまで練り
午前7時30分までに食べさせる。
完食した口周りを拭くためと日光浴をさせるために
テラスで愛犬をグルーミング。
体全体を心地よい温度で濡らしたタオルで
清潔にしてあげる。
心地良さから体が不自由になった愛犬は通常の若い犬と変わらぬ
排便量をしたのを確認。
シリンジで少量の水を飲ませる。
2時間経過した午前9時30分頃
大さじ1杯程度のペースト状の(牛肉&野菜)缶詰を与え食べさせる。
午前11時30分にこの同様の食事を食べさせる。
午前中の食事はこれで大さじ3杯分の缶詰食を食べさせた事になる。
通常の朝の食事量とはしては足りない栄養素なのだが
仕方が無い。
胃腸が弱まる愛犬が吐き気を起こすのを恐れた。

*これが実に大正解!!の配慮。
 午前中に2時間度の食事法は胃腸に負担をかけず
 低血糖や低カルや貧血状態を起こさず内臓機能を高めるもので
 血行促進も行え、朝の日光浴で更に血行促進を行わせ、体に
 良い状態を与えられるものだった。

午後12時に自分自身が食事を摂り
愛犬のオムツが排尿で汚れていたら取り替え清潔にしてあげる。
午後1時に抱っこを好む愛犬を1時間近く自分の
腕の中で甘やかす。
リラックスで甘える愛犬を見て自分も幸せを感じる時間。
午後2時に朝同様の食事で大さじ2杯の缶詰食を食べさせる。
午前中の食事は栄養素として体に取り込まれているが
愛犬は 太らない。
栄養素が体に吸収出来ないので
回数多く少量で食べさせる事を午後もしなくては
いけないと知る。
午後2時の食事をさせると
自分は高齢者なので自分の病院へ行く。
病院から帰る途中お買い物を楽しんだ。
午後5時頃には帰宅。
3時間以上、愛犬ひとりにしてはいけないと思った。
いつ死んでもおかしくない状態の愛犬なのだから。。。。
自分の夕食より先に
午後5時30分、愛犬に缶詰食を大さじ1杯与える。
食事を与える前は必ず汚れたオムツは交換したという。
汚れた体では食べる気が誰でもしないだろう。。。
愛犬の心を知るというより命の心を知っての配慮の良さ

*この配慮こそ素晴らしい愛情です!

午後6時に夕食の支度をして食べる。
夕食を食べた後、午後7時に自分の入浴をする。
入浴したお風呂の残り湯で愛犬の体をキレイに洗った。
全身をお湯につける事は出来ないが
オムツで暮らす愛犬の下半身を主にキレイに洗って
あげたかったという。

*これが半身浴に繋がり実は肝不全寸前の壊死状態の肝臓機能に
  良い影響を知らず与えていた配慮。

午後8時の食事は大さじ2杯の缶詰食まで食べる事が出来た。
そんな愛犬に夜、安心出来たという。
だが・・・すぐに
お水を飲ませる事は危険。
食べた食事を吐いたら意味が無い。
午後10時まで待ち
シリンジでしっかり給水をさせる。
口元にシリンジをあて少しずつ時間をかけ飲ませたという。
この時に口元は、同じ位置から与えるのでは無く
少しづつずらす様にして与えた給水方法。

*この給水方法は大正解!
  ペースト状の食べ物が残り少ない歯の付着原因となる事を
  しっかり予防出来ている。
  20歳の年齢ヨーキーに歯がある事が立派な配慮といえる。

1日の栄養素は栄養高い缶詰食で補われた状態だった。
肝臓壊死は確実に進行していた。
悪性癌もある便だともいえる。
心臓は肥大状態
抱き上げるその手に大きな心臓の音が伝わった。
しかし吠える事も出来る。
耳もかすかに聞こえてる。
目もかすかに見える状態の20歳ヨーキーは
若く見えた。
午後10時過ぎに大好きな家族とお布団で就寝。
夜中や明け方に勝手に立ち上がりトコトコと歩き
オーーーーーーーーーイ!
布団に戻れない。と何度も
吠え家族を起こす始末。
その度に起こされる家族は
「大丈夫か?オムツは汚れてないか?」と優しく声をかけ
汚れていたらすぐにオムツ交換をしたという。
老いたこの子が生きている以上
私が守らなければ!
この気持ちだけが常に24時間あったという。

高齢犬で不自由さを感じ過ごす愛犬は
こんな大きな愛情に包まれていた。
この愛犬の生涯と共に過ごした家族にとって
困難な日々だったとは家族は思っていない。

「この子と時を歩んだすべてが今
  いい日だった。
  楽しい日だった。
  どの日常も素敵だった貴重な時間だったといえる
  この20年です。
  今愛犬の命が亡くなって
  今あの子は貴重な命だったといえる。
  命が命に与えたものは愛
  愛をいっぱい与えてくれたあの子。。。愛犬に感謝です」

20歳のヨーキーはミクちゃんといいます。
天国で安らかに眠れ
愛してくれた家族の為に
今ミクちゃんは家族の守り神となりました。





(6)長寿犬といわれた家族に聞きました。

介護は大変でしたか?

(家族の回答)

大変なんて思いません!
むしろ!想い出が増えたと思っています。
愛情もより増した様に思います。
それに対し愛犬が満足してくれたら
育てる側家族に幸せが増えたと思うのです。
愛情があるからこそ介護の長い時間は短く感じられたのかも?
しれませんね。(^^)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴方は最後まで愛犬を看取る事が出来ますか?
出来なければ・・・
貴方は愛犬家だといえません。



愛情豊かな愛犬家の皆様からの貴重な思いやご意見
お待ちしています。







バックナンバー

第1集 食べない。飲まない。

第2集 血統証明書(前編)

第3集 血統証明書(後編)

第4集 皮膚トラブル(前編)

第5集 皮膚トラブル(後編)

第6集 生と死の認識そして愛情責任とは(前編)

第7集 生と死の認識そして愛情責任とは(後編)

第8集 痙攣・発作・失神・意識が無い

第9集 命を最後まで見つめる大切さ

第10集 ワンコの成長での心 その心理は?

第11集 貴方にとって愛犬の存在とは・愛犬にとって貴方の存在とは

第12集 捨てないで…

第13集 全身麻酔・手術・入院

第14集 ワンコを育てる家族が注意する事は何?トラブルを防止しよう!!

第15集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(仔犬編)

第16集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(成犬編)

第17集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(老犬編)

第18集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 1

第19集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 2

第20集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 3

第21集 こんな時は・・・どう思う?どうする?(前編)

第22集 こんな時は・・・どう思う?どうする?(中編)

第23集 こんな時は・・・どう思う?どうする?(後編)

第24集 動物取扱業者がしたい

第25集 動物取扱業である販売業者が犬を売ってくれない。

第26集 迷い犬事情
        
第27集 暑い季節に起こる病

第28集 人間が育てるワンコの目元表情は愛豊かに変わる
        
第29集 仔犬が我が家の子になった

第30集 こんな事態に大ショック!!(業者編)

第31集 こんな事態に大ショック!!(一般家庭編)

第32集 「膝蓋骨脱臼」

第33集 愛犬家・こんな事態の愛犬に動揺

第34集 成長における年齢別の変化