こんな時どうしたらいいの?
そんな時にかぎり・・・動物病院が休診日だったり
深夜だったりと・・・不安感いっぱい・・・
あっそうだ!!この子を販売したショップや繁殖者に
聞いてみようと相談すると無愛想な対応(−−。)に
ショック聞くんじゃあなかったと後悔
愛犬家同士のトラブルこんな時どこに相談すればいいの?
信頼してこの子を譲って頂いたのにその信頼は今は無く
相談したい犬専門業者も知らず・・・
動物病院で症状や今後の事を聞きたいのに
何故かそこにはバタバタとした忙しそうな聞けないオーラが・・・
動物愛護団体に相談するのはどの様にしたらいいか?
その質問の仕方さえわからず・・・
愛犬家としてこの子を家族の一員として思うから
家族としてこの子に出来る限りの事をしてあげたい。
それが家族の責任と思っています。
そしてこの子と共に愛犬家として明るい日を多く送りたいです。
その声の多さにこの度このコーナーを立ち上げました。
一人でも多くの方々とその御愛犬により作られたコーナーです。
動物愛護法により多くの動物が幸せになる事を願い。
だから・・・時々・・・実話ぶっちゃけトークします。
実話エピソードもお話しする事あり。
その為にリアルな内容の文章になる事もあります。
どうぞご了承下さいませ。
何故なら動物取扱業登録証を得ているものは
御愛犬家の方々の愛する御愛犬の命の応援団となるべき
そうこの私チームホソノJPは思うから。。。
スタッフと共に獣医師のご協力を頂きこのコーナを
毎月作成して行きます。
1つの命でもそこに安心感を少しでも与えられたら。。。
そう願いながら。。。(^^)
仔犬の時期・・・この子は体調不良の日が多かった。(−−)
ほとんど成犬に近い月日で我が家の子となったので
仔犬の頃にどの様に育てられていたのかわからない。(−−)
歩く事が困難な状況になったら手術をしましょうと
医師に勧められた。(−−)
足の悪い子は過激な運動は避け安静にした方が良いと
言われた事がある。
いずれ・・・この子は手術が必要なの?
歩けなくなるのでは?
違和感を感じ過ごさなければいけない日はどこまで・・・
続くの・・・
不調の体には多くのストレスをこの子が感じている様で
心配でなりません。
この様なご家族の悲痛な悩みを
今回アドバイスさせて頂きます。
第16集 手足骨関節異常あり
この子は生涯の持病なの?
手術が必要な体なの?
(成犬編)
■仔犬の場合
血行促進→筋力つける→骨強化
この様な流れで骨を強化出来ます。
何故?強化出来るのか?
それはまだ体が成長期の段階だからです。
多少貧弱な体でも充分な栄養素を摂り体は逞しく
驚くほどの成長を体自体が出来る様になっています。
しかし仔犬の月日に体調を崩すと
赤ちゃんと言うものは
食事を食べる気力、体力が無くなり
血行不良→筋力低下・体重減少が大きく→骨成長遅れ
この様な状態になる事をまず知って下さい。
体調不良継続の日々の危険性より
どこも異常の無い手足の骨関節でも
パピー成長期段階で骨成長が遅れたら
膝蓋骨脱臼が起こる症例も多々あります。
■仔犬の場合に対して成犬の場合は
血行促進→筋力アップ→骨保護
この様な流れで骨を保護しながらの生活が行える。
筋力が無くては骨のダメージは大きい
骨にダメージが生じる事が多ければ関節に
も悪影響が及びます。
悪影響の起きた関節の軟骨が炎症を起こす事が多くなる
ケースがあります。
成犬となれば体の骨の伸び(体長体高)はありません。
骨の伸び成長はありません。
成犬時の骨を維持継続させもろい骨とならない様に
させるしかありません。
骨関節強化出来ない部分は筋力でカバーさせる事しか
出来ない事を知ってあげる事で日常生活を配慮する方法しか
ないと言えます。
*相談内容にて。。。*
(1)生後1年から食欲が低下し生後1年半となった今
生後1年の体重より現在痩せています。
大丈夫でしょうか?
足の障害云々の前に、どの犬種でもよくあるご質問です。
人間の子供の成長期と一緒で「食べ盛り」という
時期があります。
犬の食べ盛りは、生後2ヶ月〜生後7ヶ月まで
成長が著しい時期と判断できます。
通常の子は、この生後7ヶ月を過ぎてくると
食事量のペースダウンがあります。
なぜ、起こるのか?
女の子の場合・・・初潮がくる時期
男の子の場合・・・精子が作られる時期
このように、ホルモンバランスの関係上
食欲が低下してきます。
これは、生後7ヶ月〜生後1年半までの時期に起こります。
仔犬の時のように食欲旺盛なままは少ないです。
逆にそのまま食事量が変わらなければ肥満コース一直線です。
体重が、生後1年より生後1年半の方が軽い、ということは
よくある事です。
病気である、という事は少ないです。
(2)去勢手術をして太ってしまいました。
医師にダイエットをするように言われたのですが・・・
すぐにダイエットを急激にしていいのか?
迷っています。
足脱臼の持病がある子には
急速急激ダイエットは絶対にいけません。
足の筋力がおち、軟骨と軟骨の炎症が起こります。
専門家の指示に従って下さい。
例として、2kgのチワワの場合
1ヶ月で落とせる体重は全体重の5%
100gまでが限度です。
それでも痩せ過ぎといえます。
50kg人間の体重で考えれば
1ヶ月で2.5kg落ちた事になりますから
健康的なダイエットとは言いかねますよね。
動物は4つ足で前足の力は強いですが
後足はそんなに力を使っていません。
筋力がなくなったら、足が動かなくなります。
関節骨脱臼異常がある場合は
特にダイエットは慎重に行いましょう。
(3)太りすぎも痩せすぎもいけないと聞いたのですが
どうしてでしょうか?
太りすぎの場合・・・
手足の関節に負担がかかります。
痩せすぎの場合・・・
痩せると一般に筋力も低下するケースが多いからです。
(適正な筋力がついていれば、痩せすぎでも大丈夫です。)
(4)日頃からどの様な配慮をこの子にしてあげればいいですか?
十分な運動が必要です。
しかし、高い所から飛び降りたりは危険です。
(5)手術無しで生涯過ごせる子は本当にいるのですか?
はい、います。
小型犬は、生涯手術無しで過ごせる子の方が多いです。
大型犬は、手術が必要な場合が多いです。
(6)どの程度の高さから飛び降りたら危険ですか?
4つ足で立った体高に頭を起こした状態で
その自分の頭上を越える高さは危険です。
(7)寒い時期に膝蓋骨脱臼の足に違和感感じる事が多い子です。
何かいい方法はありますか?
血行促進をさせてあげましょう。
サプリがお勧めです。
寒い時期でもしっかり運動をさせて
日光浴も欠かさないように。
(8)チワワなんですが寒くもないのにブルブル体を震わせます。
膝蓋骨脱臼のある子なので痛いのでしょうか?
チワワに限らず小型犬は
何か要求があったり、自分の気持ちを伝えたい時
甘えたい、訴えたい、何かをしてもらいたい時など
体をプルプル震わせます。
本当に痛みを我慢している時は
涙を浮かべた目をショボショボ細めさせ
体を震わせている時です。
(9)寒い時期の散歩は控えた方が良いのでしょうか?
控えなくてもいいです。
むしろ、いつもと同じ距離、同じ時間
散歩に連れて行って下さい。
(10)足に力が入らない様です。すぐに病院へ行った方が
いいですか?
はい、すぐに病院に行って下さい。
足骨関節脱臼の悪化があるという場合だけではありません。
椎間板ヘルニアを発症している恐れもあります。
脳に異常がある場合もあります。
その場合は、手足をピーンと伸ばし痙攣発作を起こします。
*成犬ドックフード&サプリ紹介*
「ワンカル」(旧:関節+骨格強化)
(潟Gヌ・アール・ビー・ジャパン)
強い体としなやかな関節を作る
アンチエイジングサプリ。
カルシウムとグルコサミンを配合、
丈夫な骨格を作ることで
老化の速度を緩めます。
コラーゲンとコンドロイチンが
関節炎の原因となる関節軟骨を保護強化します。
「ワンキラ」(旧:毛艶+皮膚対策)
(潟Gヌ・アール・ビー・ジャパン)
からだの内側から育てていく、美しい毛並みと
美しい皮膚。
健康な肌を作ると言われるドジョウエキスや
血行促進に効果的なビタミンBを配合。
必要な成分を体内に取り込み、艶やかな毛や
弾力のある肌を作ります。
*成犬となった今!!配慮が必要!!
【生後1年半から生後3年】
フード量が少なくても、しっかりとした栄養素が必要です。
毛吹き・毛根・骨も多少は強化できます。
手術無しの体に繋がります。
その子に合った体型、理想体重の維持が必要です。
去勢・避妊手術をした子は
この時期が太りやすいです。
毎日のドッグフードやおやつを厳選する必要も。
おやつも控えめに。
【生後3年から生後5年】
犬種によって違いがありますが
活発性が抜けて、リラックスした落ち着いた時間を
過ごそうとする時期。
よって、運動量が足りなくなります。
足の不調を訴える事が多くなる時期でもあります。
日光浴、運動をしっかりさせる事。
【生後5年から生後8年】
この時期は、十分なサプリで強化されるといいでしょう。
お勧めは、グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン
カルシウムは過剰に摂らせると、血管が細くなって
他の病気を発症しやすくなるので気をつけましょう。
血行促進に繋がるサプリ(ブドウ糖や栄養チューブ)を
一緒に摂らせる様にして下さい。
実話:知らなかった・・・この子は
足の関節弱い子だった事を
気管支肺炎で咳酷く緊急入院のヨーキー5歳女の子
はっきり言って肥満体型(−−。)
この入院時に心臓肥大と判明
気管支肺炎で呼吸困難
オイ。オイ。
心臓喘息も出てるんじゃあないの?
急いでICU集中治療酸素室入院で治療開始
これは・・・長期入院となりそう。(−−。)
激しい咳が治まらなかったら更なる病
気管虚脱になってしまう可能性がある。
直ちにこの命を救わなければと医師
明日にでも今日にでも死に直面する可能性あり
しかし・・・かなりの肥満体型
舌先はチアノーゼ(−−)
体を動かすと心臓にかなり負担が生じ
肥大した心臓から酷い咳これ又・・・
肺水腫発症の可能性になる恐れあり
この様な状態になれば
オイ。オイ。
何個の病が襲うんだよ・・・
とにかく安静に体をなるべく動かさない状態で
医師は治療を進めなければならない。
「先生この子は何日ぐらいの入院が必要ですか?」と
私は医師に尋ねた。
医師は
「わかりません。」
「3週間は絶対に入院は必要だと言えますが・・・」
「それ以上の入院期間が必要かも?しれません。」
私はこの子の家族にこの事を伝えると同時に
この子の命がいつ・・・
死と直面しなくてはならないほどの
今危険な状況にこの子がいるかを・・・
この子のご家族に伝えた。
この子のご家族は涙ぐみ体を震わせ声を出さず
涙を流すのをこらえ。。。
小さな声で無意識に
この子の名前を数回呼んでいた。
医師の懸命な治療の甲斐あり
この子の命は救われた。
3週間後
明日無事退院(^^)
ご家族と私は一緒に喜んだ。
この子のベスト体重は体格骨格上では4kg
入院時何と!!6kg
かなりのオデブ(−−。)
医師は電話で私に
「この子。。。随分。。。痩せました。」
「今!!理想体重の4kgです。」
えっ???
マジで3週間で・・・
そんなに・・・
痩せちゃったの?
大丈夫なの?
元気なの?
退院の日。。。
この子の後ろ足はヨロヨロとしてフラフラとして
歩けない。
命は救えたのに・・・何故?
これについては急速急激の激痩せが原因
この子自身の体の筋力、主に後ろ足が減ったため・・・
長年の肥満体重で押さえつけられたかの様な
関節の骨はかなりの長年の負担があり
通常の子に比べると
関節軟骨は弱々しく細い
筋力が無くなった今、関節の骨自体が外れやすい状態・・・
言ってみれば
関節脱臼さえも起こしやすいまたは脱臼状態(−−)
筋力の無くなった足関節の軟骨は
ズレながら動く状態となり軟骨炎症を起こしてしまい
歩くと痛みが現れる。そのため
この子自身がそれをわかり歩く事を拒否してしまう。
このリハビリを私に任せると言った医師。
この様なリハビリは入院より時間経過が必要だが
治してあげなければならない。
慎重に時間をかけ私のリハビリアドバイスを
家族に伝えた。
退院から約2週間この子の足が元通りに動き歩き始めた
もう。。。太りすぎてはダメだよ。
これからは。。。急速急激に体重を減らさず
健康的にベスト体重をキープして下さいね。
退院から4年間再びこの子と家族の楽しい生活は続いた。
大好きなお散歩を楽しんで
9歳歩ける足のままこの子は家族の元で大好きな家で
その生涯を終えた。
大きな心臓発作(心臓肥大により)で亡くなった。
この子が亡くなった当日私はこの子の家族から電話で
「危ない命を4年間延命させて頂き
ありがとうございました。」
「退院後4年間もこの子と楽しい時を過ごせました。」
「退院後足が弱くなったこの子を見て・・・」
「不安な気持ちを支えて下さり感謝しています。」
「歩く事の出来る状態のまま突然の様に本日天国に
旅立ちました。」
「来月に夫の転勤と共にこの子を連れ我が家は
引っ越し予定でした。」
「この子を連れて行けない事が残念です。」
このご家族の悲報に私は
「姿は見えなくともいつもご家族の側に
いらっしゃいますよ。」
「家族に愛され育てられた者は家族の守り神になる。」
「そう思ってあげて下さい。」
「もっと長生きをしてほしいとご家族同様私も願って
おりました。」
「命はどれだけ大切に思われたか?が大事な事です。」
この子が亡くなり数ヶ月後
再び家族に縁ありヨーキーの赤ちゃんがこの家族の元で
暮らし始めました。
今生後6ヶ月の女の子ヨーキーです。
お転婆で超人見知りだそうで。。。
美容院爪切り時に
トリマーが・・・
ガブリと噛みつかれたと・・・言っていました。(汗)
家族の姿がそこにいないと・・・
キャンキャン泣く様です。(汗)
まずは脱人見知りですね。
くれぐれも成犬目指し肥満にはご用心
関節骨の強い子でも成長によっては関節骨の弱い子に
なります。
私達人間と同じくです。
年齢を重ねると関節の骨は誰だって弱くはなりますので
生きる体はみんな同じですね。
生きる命は先天的な弱さが幼少期にあっても
強化出来る事実があります。
この事実を知らなければ
先天的な持病ある子=この子は弱い子だ。
この様に思いがちです。
幼い時期の様な体の強化は、成犬では出来ませんが
成犬でも年齢や体力に応じては
ある程度の体の強化が高められるケースもあります。
家族に出来る事は何ですか?と良く成犬を育てられる
家族から
相談があります。
その時よく私が言うのが
家族の配慮です。との言葉を伝えます。
日頃に無い様子を愛犬がご家族に見せた瞬間が
体調異変のサイン。
今回この成犬時をテーマにしたお話しで
骨関節と言うものは今まで何ともない子でも
いつどんな状況において成長過程の年齢で
悪化状態になるかもしれない事を
数多くの愛犬家に知って頂きたいと思います。
骨関節や骨成長不全
相談者の中には大型犬と言うケースもあります。
私達は1番に注目しその体を確認させて頂く上では
成長段階年齢月日の骨だけでは無く肉付きと言う筋力
充分なる育てる上での家族の家庭環境と配慮と言う部分の
運動・日光浴・食生活
これに重点を置きアドバイスさせて頂いております。
年齢に応じた動きをさせる
年齢に応じた食事管理
大切です。
バックナンバー
第1集 食べない。飲まない。
第2集 血統証明書(前編)
第3集 血統証明書(後編)
第4集 皮膚トラブル(前編)
第5集 皮膚トラブル(後編)
第6集 生と死の認識そして愛情責任とは(前編)
第7集 生と死の認識そして愛情責任とは(後編)
第8集 痙攣・発作・失神・意識が無い
第9集 命を最後まで見つめる大切さ
第10集 ワンコの成長での心 その心理は?
第11集 貴方にとって愛犬の存在とは・愛犬にとって貴方の存在とは
第12集 捨てないで…
第13集 全身麻酔・手術・入院
第14集 ワンコを育てる家族が注意する事は何?トラブルを防止しよう!!
第15集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(仔犬編)