こんな時どうしたらいいの?

そんな時にかぎり・・・動物病院が休診日だったり
深夜だったりと・・・不安感いっぱい・・・

あっそうだ!!この子を販売したショップや繁殖者に
聞いてみようと相談すると無愛想な対応(−−。)に
ショック聞くんじゃあなかったと後悔

愛犬家同士のトラブルこんな時どこに相談すればいいの?
信頼してこの子を譲って頂いたのにその信頼は今は無く
相談したい犬専門業者も知らず・・・

動物病院で症状や今後の事を聞きたいのに
何故かそこにはバタバタとした忙しそうな聞けないオーラが・・・

動物愛護団体に相談するのはどの様にしたらいいか?
その質問の仕方さえわからず・・・

愛犬家としてこの子を家族の一員として思うから
家族としてこの子に出来る限りの事をしてあげたい。
それが家族の責任と思っています。

そしてこの子と共に愛犬家として明るい日を多く送りたいです。
その声の多さにこの度このコーナーを立ち上げました。

一人でも多くの方々とその御愛犬により作られたコーナーです。
動物愛護法により多くの動物が幸せになる事を願い。

だから・・・時々・・・実話ぶっちゃけトークします。
実話エピソードもお話しする事あり。
その為にリアルな内容の文章になる事もあります。

どうぞご了承下さいませ。

何故なら動物取扱業登録証を得ているものは
御愛犬家の方々の愛する御愛犬の命の応援団となるべき
そうこの私チームホソノJPは思うから。。。

スタッフと共に獣医師のご協力を頂きこのコーナを
毎月作成して行きます。

1つの命でもそこに安心感を少しでも与えられたら。。。
そう願いながら。。。(^^) 



うちの子に仔犬を誕生させる!!と
決めたのであれば事前に調べたり準備して
慎重に色々な事を配慮し 万が一!!命の危険性があった場合は
どの様にする。と医師に相談された方が安心です。



第19集 仔犬を誕生させたいと
     望む前に知ってほしい。2


  
(1)どんな事を事前に調べるの?

*交配する♂♀が極近親交配とならないか?
 
血統証明書のある純血犬種なら血統証上で確認出来ますが
それは先祖の名前・カラー・コート・タイトルあるなし種オス
DNA登録ありと生年月日程度です。

*交配する♂♀の繁殖者は誰?

実は・・・これが・・・重大な調べです。
繁殖者は関係無いだろう。。。と思っている貴方
考えが甘いですよ。
これを事前に調べておかないと大変な事態になりますよ。
交配してもらう種オスはチャンピオン犬だから
優良な血筋と勘違いをされてはいけません。
直接繁殖者にアポイントをとられ 出来れば繁殖元へ行かれ、
ご自分の目で間違いない繁殖元であるか?
信用出来る繁殖者であるか?
確認されるか又はその犬種を
専門的に繁殖されるキャリアの長いブリーダーさんや
ワンコ業界で長く仕事をされている方に
相談された方が良いのではと思います。
♂♀ご自分の所有で自然交配でご自宅で交配し
仔犬が産まれたと言う方が、現在多くいらっしゃいますが
現在動物愛護法改正となり
行政に届け出がないまま自由販売で
多数頭の販売を年間される事は違法行為となり
罰則金となります。

行政からも厳しく指導されるケースもあります。
繁殖元のしっかりとした子同士の交配なら安心です。
繁殖者に先祖犬の病歴・体格・性格

先祖犬の顔写真や姿写真があれば確認されると良いでしょう。

*交配料は♀所有者が♂所有者に支払うの?

はい。そうです。種着料と言う事になります。
純血犬種の場合は犬種によって異なりますが 相場から言いますと
   【ノンタイトル犬】  1万円から5万円程度です。
   【タイトル犬】  3万円から30万程度です。
産まれて来る赤ちゃんの成長はこんな子が良いと
思われる子を種オスに選ばれては如何でしょう?
しかし!!専門犬種ブリーダーは・・・
どの♀でもOKで交配をしてくれない事もあり
この理由については各ブリーダーさんによって異なるので
直接お問い合わせ下さい。
交配料の料金で交配は日にちをあけ
2度行うのが一般的です。
中には3度行って下さる方もいらっしゃいますが
3度交配するのなら時間や手間がかかるので
別途料金5千円から交配料の30%の金額を追加して
請求される方もいらっしゃいます。
♀預かりで交配される♂所有者は信頼出来る方にされて下さい。
年間を通して全国的に♀預かり時に発生する疾走が
またかよっ!!(−−)
と言うぐらい日常茶飯事多くあります。
疾走し迷い犬となった純血犬種(特に小型犬)の場合は
無事に短期間で見つけられる可能性は大変低く
死んだ状態で発見されるケースもありますが
行方がわからない状態のままに・・・と言う事がほとんどです。
時間・お金をかけてでも直接交配に♀飼い主が足を運び
連れて行き交配をさせた方が安心だと思います。
ちなみに。。。預かり交配をされる♂所有者は
交配料の料金で預かる方もいらっしゃいますが
交配料の料金とは別途に
預かり料を請求される方もいらっしゃいます。

犬種によって異なりますが
1泊預かり料として 千円から3千円程度
管理が良い状態で宿泊預かりされるか?どうか?は
直接お話しを聞くなり確認されるなりで
安心と思えばお任せされると良いのでは?

*交配してくれる種オス感染症の病などは大丈夫?

わかりません。ご自分で直接お尋ね下さい。
逆に交配希望の♀が感染症を持っていないか?も心配です。
交配希望なら事前に8種混合ワクチン接種や
検便検査をされてみては如何でしょうか?
初めての交配ならブルセラ検査までされれば
万全と言えます。
ご自分の所で産まれた♀で無いのであれば
万全までされた方が安心ですよね。
簡単に交配を考えないと言う事は大切な事ですね。
*交配。。。妊娠。。。出産となれば不安です。
快く相談に応じて下さる方いらっしゃいますか?
交配。妊娠。出産と言う事は私達人間同様大変な事です。
万が一と言う事もありますので
快く相談に応じると言うよりは
慎重に相談に応じると言う方の方が安心だと言えます。
この様な対応や相談に応じてくれる者(ワンコ業界人)は
大変少なく限られた者しかおりません。
まず。交配先やブリーダーさんに相談される方も
多い様です。
医師も相談に応じて下さる方もいらっしゃいます。
医師もこの子ひとりに対応ばかり出来ませんので
医師やブリーダーさんなら
他に相談出来る者への紹介をしてくれる事も
あるので相談されてみては如何でしょう。
緊急可能のドックシッターも相談に応じますが
突然の相談は応じられません。
交配前からの相談で事前に予約されて
応じられるケースがほとんどです。
こちらについても数多く対応するドックシッターは
少なしの現状です。 

(2)事前にどんな準備が必要なの?

*母親犬が安心でき陣痛を起こせる場
(以下その理由)
犬種によって異なります。
小型犬なら、90cm×50cmのケージが必要。
食事の拒否が始まりますが
お水はいつでも飲めるように準備をして下さい。
お水をひっくり返す事がないように
出来れば給水器が良いでしょう。

*母親犬の事前体温測定
(以下その理由)
平熱が何度なのか、交配する前に調べおきましょう。
交配3日前ぐらいから、
朝と晩2回体温測定をし把握して下さい。
陣痛を起こす前は、
一旦体温が低下し37度以下になります。
出産予定日5日前から、
1日3回体温測定をしましょう。
体温低下がみられると24時間以内に陣痛が
起こります。
もしも体温が上がる事なく陣痛が起きれば
何らかの異常があります。

*犬種に合わせた産箱用意
(以下その理由)
安心して陣痛を起こせる場であるケージの
半分くらいの大きさが適しています。
横になった体勢で陣痛を起こす場合もあるので
母親犬が横たわっても大丈夫なぐらいの広さで
ダンボール素材の箱を用意します。

*出産時に必要な物
(以下その理由)
・白いバスタオルまたは白い綿素材の布
産箱の中に敷き詰めます。
白色がポイント。
胎盤剥離した色 (宇治金時の様な濃い緑色)
がすぐに分かるようにする為。



・白いタイル胎児頭数分用意プラス3枚
頭数分は、赤ちゃん蘇生用です。
一頭に付き一枚使用します。
プラス3枚は、赤ちゃんを取り出す時に
使用します。

・消毒された先の丸いハサミ
文房具用の丸いハサミでOKです。
先が鋭いハサミは、母体を傷つける恐れがあります。


・白の木綿糸もしくはタコ糸 へその緒を結びます。
色物は染色される恐れがあるので
必ず白色のものを用意して下さい。
タコ糸の方がしっかりきちんと結べますので
特に経験が浅い方にはお勧めです。

・産湯の用意
人間のお風呂の温度と同じくらいの42度〜45度
少し熱めのお湯を用意して下さい。
赤ちゃんの体温より熱いお湯で。
当方ではシャワーのお湯を設定しています。
シャワーを鼻に入れないように注意して
赤ちゃんの背中やお腹にあててあげるのは
血行促進のマッサージにもなりとても良いです。

・ドライヤー ドライヤーを体全体にあてましょう。
必ず赤ちゃんの体から40cm以上離した位置で
ドライヤーを使って下さい。
(3分間以上使用するのは危険です。)
指先手足・耳・尾など火傷となる可能性が高く
数日後に火傷した箇所が腫れ上がり
ちぎれ落ちる可能性があります。

・携帯カイロ数個と入れる袋
(枕カバーのような物)
赤ちゃんの体を冷やさない様に使います。
とにかく体を冷やしたらいけません!
蘇生をした後へその緒を切る時に敷き
背筋とお腹を温めます。
カイロは4個〜5個
袋は二つ用意しましょう。


・産まれた新生児を入れる為の大きさ
合わせた箱【保温箱】
泣いて呼吸をし色が良くなった時に
一時赤ちゃんを入れて温める為の箱です。
ダンボールにカイロを入れた袋を下に敷きます。
上はフタをせず開けておきます。
ケービンカゴやケージは使わないこと。
必ずダンボール状の素材であること。
犬種に合わせて大きさを選びましょう。


・ペットヒーター
十分に血行が良くなった事を確認します。
赤ちゃんが保温箱の中で平泳ぎの様に手足を動かしていたら
ペットヒーターを用意した場所に移しても大丈夫。
母親犬と一緒に入れてあげます。
ペットヒーターとはホットカーペットの様なものです。
人間用の電気毛布やアンカは決して使わないで下さい。
必ず専用の物を使用して下さい。

・母親犬と新生児がゆっくりと入れる寝床
こちらもダンボール状の素材の箱を用意します。
母親犬がゆったり横になれる広さで
ペットヒーターを下に敷きます。

・室内温度20℃以上となる暖房器具
室内温度は20℃以上になるように設定して下さい。
快適温度は24℃です。
エアコンの設定温度より、実際の室内温度が
低い場合もあるので
温度湿度計を用意して確認しましょう。
低い場合は、温風ヒーターをつけるなり
考慮してあげて下さい。

・小さなビニール袋2枚
胎盤を入れる為の袋です。
出来れば透明の袋で。胎盤を入れて色を見ます。
その胎盤の色で赤ちゃんの健康状態がわかります。

・新聞紙
ペットシーツの下に敷きます。
強い陣痛がくる前に、巣作りとして
母親犬が穴掘りを始めます。
その時の新聞紙の音で、陣痛の始まりを判断する事も出来ます。

・大きめのペットシーツ
ケージの半分くらいの大きさの物を敷きます。
しかし、激しい陣痛であまりシーツを引っかく場合は
シーツの中身の綿が目や鼻に入り危険ですので
新聞紙だけでも構いません。

・母親犬給水器
出来れば給水器から飲める様にしておきます。
お勧めは、シンプルオアシスです。

*万が一の場合に!!
・母親犬に与える栄養チューブ1本
ペースト状のもの。
粉状のものは与えないで下さい。
赤ちゃんを一頭産んだ後に
少量舐めさせる程度です。
この場合、サプリはたくさん与える物ではありません。

・小さなシリンジ1本
ブドウ糖を飲ませる時や人工哺乳の時に使います。

・ドッグミルク新生児用1缶
「新生児」でも飲めるものを用意します。
お勧めはゴールデンドッグミルクです。

・5%〜20%までのブドウ糖1本
母親犬が低血糖を起こした時や 赤ちゃんの血行が悪い、
便秘の時などに与えます。
人工哺乳としてミルクに ブドウ糖を1〜2滴落として
与えます。

・緊急時に相談できる相談者 医師の他1名
獣医師の他に、犬を出産させた経験があり
犬の勉強をしている相談者を
事前に決めておきます。

*24時間対応で緊急帝王切開手術出来る医師
24時間緊急で帝王切開できる医師を見つけましょう。

*交配後から妊娠時そして出産時それ以降産後も
相談出来る方を決めておく。
緊急時に相談出来る相談者と同様 経験、
知識豊富な重要な人をつけておく事が大事です。
この様な専門家は、急には対応できないので
事前にお願いしておく事。
出来れば、交配をさせる前から相談に乗って貰える方を
見つけた方が安心ではないでしょうか?
一番重要なのは母親犬の体調を配慮する事です。
つわりがひどい時は「食べられない」「飲めない」
その時に注意しないといけない事は
サプリメントのあげ過ぎです。
つわり時期には適したサプリを適量分
計算して与えないといけません。
出産予定日10日前からも気をつけないといけません。
あまり早い時期にサプリを過剰に与えると
赤ちゃんばかりに栄養がいき大きくなり
逆に母親犬が栄養不足に陥る事があります。
その犬種の専門家、また
医師と相談された方が安心です。

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仔犬を誕生させたいと望むまでに知ってほしい。
と言うタイトルは来月・再来月と2章3章と続き
お話をさせて頂きます。
簡単に命を思わないで下さい!!と言う思いから
新しい命の誕生は簡単な事ではありませんと言う事を
数多くの方に知って頂きたく思います。
命を誕生させる事その意味は。。。
いったい何の為?
貴方は心静かに考えた事はありますか?
この世に産まれて来た命は不幸を背負うために
産まれて来た訳ではありません。
どの命も幸せになる権利があります。
人間の元で生活する動物は育てる人間により
幸せを感じられるのか幸せを感じられないのか
大きな違いがあります。
産まれた新たな命の幸せを1番先に願う人間は
繁殖者です。
繁殖者は簡単に命を誕生出来るものではありません。
1つの命を誕生させる事がどれだけ大変な事なのか
大切な命について語られる様でなければ
命の大切さは伝えられません。
この命は大切な命です!!と 
重々わかった上で仔犬を誕生させたいと望んで下さい。
不幸を背負う運命の子が増えないために。。。
悲惨な命となる子が増えないために。。。
殺処分と言う悲しい事実が増えないために。。。
この度のタイトルでお伝えさせて頂きます。
幼い命を大切に育て今 
貴方は何を思いますか?
貴方自身心ある者として育てる貴方は自分自身
どの様に心ある者として心の成長をされましたか?
愛豊かな愛犬家の貴重な思いやご意見 お待ちしています。







バックナンバー

第1集 食べない。飲まない。

第2集 血統証明書(前編)

第3集 血統証明書(後編)

第4集 皮膚トラブル(前編)

第5集 皮膚トラブル(後編)

第6集 生と死の認識そして愛情責任とは(前編)

第7集 生と死の認識そして愛情責任とは(後編)

第8集 痙攣・発作・失神・意識が無い

第9集 命を最後まで見つめる大切さ

第10集 ワンコの成長での心 その心理は?

第11集 貴方にとって愛犬の存在とは・愛犬にとって貴方の存在とは

第12集 捨てないで…

第13集 全身麻酔・手術・入院

第14集 ワンコを育てる家族が注意する事は何?トラブルを防止しよう!!

第15集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(仔犬編)

第16集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(成犬編)

第17集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(老犬編)

第18集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 1