こんな時どうしたらいいの?

そんな時にかぎり・・・動物病院が休診日だったり
深夜だったりと・・・不安感いっぱい・・・

あっそうだ!!この子を販売したショップや繁殖者に
聞いてみようと相談すると無愛想な対応(−−。)に
ショック聞くんじゃあなかったと後悔

愛犬家同士のトラブルこんな時どこに相談すればいいの?
信頼してこの子を譲って頂いたのにその信頼は今は無く
相談したい犬専門業者も知らず・・・

動物病院で症状や今後の事を聞きたいのに
何故かそこにはバタバタとした忙しそうな聞けないオーラが・・・

動物愛護団体に相談するのはどの様にしたらいいか?
その質問の仕方さえわからず・・・

愛犬家としてこの子を家族の一員として思うから
家族としてこの子に出来る限りの事をしてあげたい。
それが家族の責任と思っています。

そしてこの子と共に愛犬家として明るい日を多く送りたいです。
その声の多さにこの度このコーナーを立ち上げました。

一人でも多くの方々とその御愛犬により作られたコーナーです。
動物愛護法により多くの動物が幸せになる事を願い。

だから・・・時々・・・実話ぶっちゃけトークします。
実話エピソードもお話しする事あり。
その為にリアルな内容の文章になる事もあります。

どうぞご了承下さいませ。

何故なら動物取扱業登録証を得ているものは
御愛犬家の方々の愛する御愛犬の命の応援団となるべき
そうこの私チームホソノJPは思うから。。。

スタッフと共に獣医師のご協力を頂きこのコーナを
毎月作成して行きます。

1つの命でもそこに安心感を少しでも与えられたら。。。
そう願いながら。。。(^^) 





第24集 動物取扱業がしたい。


まず貴方は取り扱う命の動物が好きですか?

その動物の命に対し体や心を詳しく理解するための
学びを教育関連1年以上、実務経験6ヶ月以上を
どこかで学ばれましたか?

単純にこの動物が好きだからだけでは
出来ない仕事が動物取扱業です。


  
(1)取扱業となる者は命である!!

毎年事業所が倒産・・・廃業・・・となれば
現在手元にいる動物の命をどう考えますか?
私にはお金財産と言うものがある。と思われている方
その考え(お金財産)だけあれば良いと言うものではありません。
もちろん金銭的な余裕は必要ですが
倒産や廃業だけでは無く
自らこの仕事を辞めたいと思った時
命ある動物の命を守り育てる精神的肉体的な余裕は個人的に
ありますか?
この質問に対し即答で答えられる人間はその動物を
詳しく知る学んだ人間でなければ即答で答える事は出来ない。
何故なら命を守る!!と言う重大な日常がそこにあるからです。
命を守れない人間なら
正直!!動物取扱業は不向きだと言えるからです。
動物愛護法が改正となった今
取り扱う動物の命を
放置状態にしたり遺棄したり虐待したり捨てるなどの事は
法律で裁かれる事となります。
現状では教育関連ではここまでの質問はされない様ですが
実務経験をさせてくれる動物取扱業の業者事業所は
この様な難しい質問を即答出来ない人間は
学ばす窓口を持たないと言う考えをされる方の方が多い。
何故なら速!6ヶ月以上学び修了後
この業界で戦力として業務を行いこの業界で必要とされない人間なら
学ばす時間を持つ事が無意味だと厳しい考え方を持っている。
当たり前の事だが命と言う者を大切に思う気持ちが強い。
この動物が好きだからと言う単純な理由
又この動物で金儲けをしたいと言う理由での
実務経験研修生はお断り!!
ちゃんと命に対し意味のある業務を行える
研修志願者だけを受け入れると言う事業所もここ近年増えてまいりました。
この考え方は動物愛護法改正からの
慎重な業者の考えとなり喜ばしい事となりつつあります。
今。。。それにもかかわらず
動物取扱業そのものに好奇心を抱き
事業所である業者に研修志願を一時的な感情で言われる自称愛犬家も
まだまだいらっしゃり悩み心痛めております。
今一度自分自身を見つめ直し
事業所に研修志願をされては如何でしょうか?



(2)動物取扱業はお手軽気軽な仕事では無い!!

ここ数年のペットブームによる影響のため
動物に携わる仕事を希望する方が増えています。

小さな命に目を向けることは本来素晴らしいことで
優しい心を持つ方が多いでしょう。
その優しい心から、動物の命を大切に考え応援し
幸せにするお手伝いをしたいのであれば
純粋な希望理由といえます。
しかし、残念なのは
「動物が好きだから」
「仔犬や仔猫と触れ合えて楽しそう」
「動物のお世話だし楽そう」
「ペットブームだから儲かりそう」
「なんだかカッコイイ仕事だから」
「適当でも大丈夫なんでしょ」
などという、軽い気持ちや不届き千万な理由で
動物取扱業を希望する人が多い現状です。

このような現状に、動物取扱業者はとても心を痛めています。
どうか「命」に接する動物取扱業を甘くみないでください。
動物取扱業とは、けして楽でお手軽な仕事ではありません。
命と接する仕事ですから、いい加減なことは許されません。
命は待ったなしです。
生き物ですから体調を崩し病気になることもあれば
予測しない不慮の事故も有りえます。
そして、毎日の食事や排便排泄のお世話に
健康維持のための厳しい生活管理やチェックが必要とされます。
当然ですが、学んでプロの「目」と「知識」を養わないと
これらを行うことすらできないのです。

一見、華やかで楽しそうな一面だけをクローズアップされがちですが
単に可愛い動物に囲まれるだけの仕事ではありません。
時に、新たに誕生した小さな可愛い命との幸せな場面だけではなく
病気に苦しみ去り行く命とも向き合わねばなりません。
それはとても辛いことです。
動物取扱業者となれば
そのような場面に遭遇することが多々あります。
常に可愛い命とのお別れを覚悟していないと
とてもできない仕事です。

そして当然、動物を忘れてプライベートや趣味を満喫できるような
自分中心、人間中心の生活とはかけ離れた
自由に動きにくい動物中心の毎日となるのです。
「命」ですからとても責任の重い
1日だってお世話や管理の欠かせない生活になるのです。
辛いときも「命」に真正面から向き合い、動物が生活の中心となる
そんな仕事です。

専門知識を必要とし、命の深層を理解し大切にできる者だけ
携わることができるのが動物取扱業です。
けして、甘くお手軽な仕事ではないことを断言致します。



(3)こんな人で動物取扱業出来るの?

*今まで1度も自分で動物の生涯を育てた事が無い

(回答)
まず無理であるとハッキリ申し上げます。
動物を自分の手で、自分の管理下で
全ての責任を持ち育てた経験がないということは
動物について知識不足といえるでしょう。
いくら机上で知識を得たとしても実際に育てた経験がなければ
ペーパードライバーと一緒です。
自分の手で育て、楽しいときも辛いときも毎日を共に過ごしてこそ
その日々が、動物を知る自身の貴重な経験となるのです。
その経験なく命を生業とすることは、おこがましいと同時に
とても危険な行為といえます。


*学ぶ窓口の場所があればその動物を好きになれる気がするので・・・

(回答)
「好きになれる気がする」という、不確かな未来予測では困ります。
このような動機では、学びの場を与えてくれる業者はないでしょう。
学ぶとしても順序が逆ではないでしょうか?
「好き」ということは、命の重さを知っているからこそ言える言葉です。
まず動物が好きであることが動物取扱業をする上での
最大で最初の条件です。

*命に携わる仕事が出来れば世間から自分が良い人と思われる可能性があるから!

(回答)
それは思い過ごしです。
命に携わる仕事というだけで
動物取扱業者、皆が世間から良い評価をされるわけではありません。
それほど世の中甘くはありません。
もしも良い評価をされる業者がいたら
きっと相当な努力をし、正しい知識を得た上で
仕事をまっとうしている結果でしょう。

*この仕事に強い憧れを抱いています。

(回答)
誰しも幼い頃から憧れの職業があるものです。
単なる淡い憧れや真剣な憧れと様々ですが
憧れているからといって
誰しもが動物取扱業者になれるのではありません。
努力しても皆がプロ野球選手になれないのと同じように
この業界も、命の本質を理解し、人間性や考え方
メンタル面の強さや生まれ持った性質など
様々な角度から見た「適正」というものがあります。
憧れが夢で終わらず、現実のものとなるよう
努力を惜しまず精進してください。
まず信頼できる機関や受入れ先を見つけ
学ぶ場を与えてもらえるよう頑張ってください。


*この仕事楽しそうだから。。。

(回答)
楽しそうに見えるのは、動物と接するという一面だけでしょう。
その接するという行為の中にもプロの目線で見る
厳しい管理やチェックが含まれていますから
ただ単に「小さくて可愛い♪」とか「お顔が好み♪」などという
遊び目線で行っているのではありません。
どの分野の仕事にも共通することですが
楽しいことばかりではありません。
特に動物取扱業は命を対象とした仕事ですから
常に神経をピンと張った状態での業務です。
もしも動物取扱業が楽しいといえる人間は
酸いも甘いも知った上でのことでしょう。
単なる楽しさ追求での業界への興味ならば
足を踏み入れないほうがよい世界です。


*大金を大儲け出来ないでしょうか?

(回答)
ハッキリと申し上げますが、できません。
声を大にして言っておきます。
そもろも動物取扱業で大金は発生しませんし
もしも簡単にお金儲けできるような業者ならば
不正な悪徳業者の可能性があります。
そもそも大金を大儲けするなどといういかがわしい動機ならば
この業界に入ることは許されませんし
万一開業したとしても、そのような打算があるのでは
採算が合わなくなり廃業するのは目に見えています。
本来、動物取扱業とは
地道な努力を重ねて信頼と実績を築き
顧客様との良い関係を得て仕事に繋がるもので
大金を儲けるような仕事ではありません。


*就職難の今この職業をめざしたい。

(回答)
動物取扱業は職業として成り立つものですが
特殊といえる職業ですから
誰しもが就ける仕事ではありませんし
ましてやすぐに収入に結びつくものではありません。
狭き門であることを申し上げておきます。
まずこの世界に入りたいという動機が不純ですし
このような考えの方に到底
業者としての適正があるとは思えません。
就職難だからという理由で
選択する職業ではありません。
他の分野の職業同様
こちらもある意味、厳しい就職難の世界です。


*とりあえずこの業界の勉強をしたい。

(回答)
「とりあえず」などという安易な動機に未来はありません。
軽い気持ちからの興味でしたら身になりませんし
学ぶ場の提供もないでしょうから遠慮なさってください。
明確で清い勉学の動機がなければ学ぶ意味さえも持ちません。
狭き門のこの世界、切磋琢磨し本気で学んでいる人も大勢います。
そんな中で「とりあえず」の動機では
中途半端で終わることは見えていますからおすすめしません。


*速!収入に結びつけそうだから。。。

(回答)
どんな仕事にも共通しますが、すぐに収入に結びつくような
簡単な仕事はありません。
どの分野の方でも、日々努力を欠かさず
着実に少しずつ前進するものです。
すぐに収入に結びつく世界ではないことを申し上げておきます。
そのような甘い考えで足を踏み入れるべき世界ではありません。
命とはなにかということすら理解していないことが伺えますから
動物取扱業者には最も不向きな考え方です。



(4)ある動物取扱業の事業所で研修を志願し
   受け入れられた実務研修を終え、今何を思う。

私の場合は、動物についての正しい知識や
飼育に関する正しい実技を身に付けたく研修を志願し
受入れていただきました。
動機は動物取扱業者になることが目的でも目標でもなく
ただ自身が飼育する子達に快適な暮らしを提供する上で
正しい知識等が必要であると判断し研修を望んだのです。

学んでいるうちに動物業界への就職が視野に入るようになり
先生から業界人として適正とのご判断をいただけるようになり
ますます勉強に身が入るようになりました。
厳しい先生からのお言葉だけに貴重に思い
真剣に考えるようになりましたが
憧れや軽い気持ちだけで成就する世界ではありませんから
はっきりと目指すという気持ちになるまでに時間がかかりました。
人生の岐路ですから簡単に決められるものではありませんし
ましてや命ある生きている動物を対象とする仕事ですから
責任重大です。
本当に適しているのか、やっていけるのか、と真剣に考えました。

動物という命に深く関わることを生業とするのですから
机上の知識はもちろん、実務経験が問われるのが動物取扱業です。
幅広い分野の知識を必要としますから、常に勉強の毎日です。
幸い私は多くの動物と暮らしていますから
個々の子が私の実務経験の対象になりましたし
我が子同様に愛している子を対象とし学ぶのですから
自然と熱も入りました。

我が子のためにと始め、研修で得た知識と経験が
いつの間にか人様の子のためにもなる仕事として生かされる。。。
これほど有意義な知識の活用法はなく
これほど嬉しいことはありません。
どの子にも幸せでいてほしい。。。これが今の私の願いです。
多くの子達、多くの飼い主さん達の強い味方となり
どんなご相談にも的確にお答えできる業界人を目指したいと思います。
動物に対し、命と同時に心も同様に重視しますから
時に厳しい発言等もするでしょうけれど
愛情を持って接し、犬と人に優しくありたいと思います。

思いもしない人生の大きな岐路に立ち動物取扱業者となりましたが
ご指導くださった先生のこれまでのお導きと
この業界に足を踏み入れるきっかけとなった我が子達に
深く感謝致します。



もし。。。貴方が動物取扱業をめざすのなら
本当に命に対し
貴方はどう思いますか?
感情と言う心ある動物は
愛を求め続けます。
その愛を貴方はどう考えますか?
動物は商品と言う物ではありません。
生きている命
その命が死んでも貴方はその動物の命を大切に思えますか?
愛護と言う気持ちが必要以上に必要な
動物取扱業なのです。




愛豊かな愛犬家の貴重な思いやご意見 お待ちしています。







バックナンバー

第1集 食べない。飲まない。

第2集 血統証明書(前編)

第3集 血統証明書(後編)

第4集 皮膚トラブル(前編)

第5集 皮膚トラブル(後編)

第6集 生と死の認識そして愛情責任とは(前編)

第7集 生と死の認識そして愛情責任とは(後編)

第8集 痙攣・発作・失神・意識が無い

第9集 命を最後まで見つめる大切さ

第10集 ワンコの成長での心 その心理は?

第11集 貴方にとって愛犬の存在とは・愛犬にとって貴方の存在とは

第12集 捨てないで…

第13集 全身麻酔・手術・入院

第14集 ワンコを育てる家族が注意する事は何?トラブルを防止しよう!!

第15集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(仔犬編)

第16集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(成犬編)

第17集 手足骨関節異常あり。この子は生涯の持病なの?手術が必要な体なの?(老犬編)

第18集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 1

第19集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 2

第20集 仔犬を誕生させたいと望む前に知ってほしい。 3

第21集 こんな時は・・・どう思う?どうする?(前編)

第22集 こんな時は・・・どう思う?どうする?(中編)

第23集 こんな時は・・・どう思う?どうする?(後編)