こんな時どうしたらいいの?

そんな時にかぎり・・・動物病院が休診日だったり
深夜だったりと・・・不安感いっぱい・・・

あっそうだ!!この子を販売したショップや繁殖者に
聞いてみようと相談すると無愛想な対応(−−。)に
ショック聞くんじゃあなかったと後悔

愛犬家同士のトラブルこんな時どこに相談すればいいの?
信頼してこの子を譲って頂いたのにその信頼は今は無く
相談したい犬専門業者も知らず・・・

動物病院で症状や今後の事を聞きたいのに
何故かそこにはバタバタとした忙しそうな聞けないオーラが・・・

動物愛護団体に相談するのはどの様にしたらいいか?
その質問の仕方さえわからず・・・

愛犬家としてこの子を家族の一員として思うから
家族としてこの子に出来る限りの事をしてあげたい。
それが家族の責任と思っています。

そしてこの子と共に愛犬家として明るい日を多く送りたいです。
その声の多さにこの度このコーナーを立ち上げました。

一人でも多くの方々とその御愛犬により作られたコーナーです。
動物愛護法により多くの動物が幸せになる事を願い。

だから・・・時々・・・実話ぶっちゃけトークします。
実話エピソードもお話しする事あり。
その為にリアルな内容の文章になる事もあります。

どうぞご了承下さいませ。

何故なら動物取扱業登録証を得ているものは
御愛犬家の方々の愛する御愛犬の命の応援団となるべき
そうこの私チームホソノJPは思うから。。。

スタッフと共に獣医師のご協力を頂きこのコーナを
毎月作成して行きます。

1つの命でもそこに安心感を少しでも与えられたら。。。
そう願いながら。。。(^^) 





第13集 全身麻酔・手術・入院


生きる成長においては、時に必要に応じて
医療の力がそこに必要な事態があります。
人間の医療と異なる事は多々ある事を
まずご家族は認識して下さい。

私達人間は、言葉に出して体の辛さや心の痛みを
伝える事は出来ますが、この子達ワンコは言葉で
伝える事は出来ないのです。
その代わり、人間に比べて態度・表情で体の辛さ・
心の痛みを伝える事は人間より勝っております。

毎日一緒に暮らす家族こそ、いち早く愛犬の状態が
わかるのが、すべての真実です。

辛さ痛みを明確に医師に伝え、必要な医療を愛犬に与え
完治健康の道のりに愛犬を導いてあげましょう。
健康診断や予防などで来院する時は気持ちも安心ですが
必要によっては、全身麻酔・手術・入院…
この様な時・・・家族の不安はつきものです。
もちろんのこと、全身麻酔・手術・入院する事態となった
ワンコは、家族以上に不安定な心細い気持ちで不安感いっぱい
なのはいうまでもありません。

  
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

(1)全身麻酔と言うものは・・・


体重計算で麻酔薬の分量を決定し
体に注射薬にて入れます。
血管に直接入れる方法は即効性があるものです。
脳を一時的に眠らせる効果故に、体重・体格・体質に合う
注射薬の分量でなければ即死に繋がる事があります。

わかりやすく説明すると安楽死に使用するのが
この麻酔薬の薬です。

副作用として嘔吐・吐き気を伴う事も・・・血圧低下も・・・
医師はその子の体重・体格・体質を把握しなければいけません。
体重だけでは薬剤の分量を決定出来ません。

肥満と言う子もいるので・・・
この子だったら通常このぐらいの体重が理想体重だと
手首、足首、頭骨の大きさから判断し
慎重に薬剤の分量を決定

しかし多くのワンコを診ている医師でないと
薬剤の分量決定がすぐさま判断出来ません。
そして目元や態度から
この子は恐がりで緊張しやすいと判断したら
まず麻酔薬の効果がすぐには現れないと
理解した上で時間経過(適時待機時間)を
判断しなければいけません。

又。。。全身麻酔手術後は必ず
一時血圧が低下する事を認識し
血圧の安定を医術により加えられる配慮が必要です。
全身麻酔それは・・・かなり高度な医術が必要なのです。
注射1本で簡単に行える様に見えますが
簡単な事ではないのです。

現実に。。。まさか!!の医療ミスで麻酔事故死で
亡くなる御愛犬もいる事を知って頂きたいと思います。




(2)実話:歯石取りの簡単な治療
      それを行うには全身麻酔が必要


5歳の年齢になったチワワ
老後も元気に過ごしてもらいたい。
家族はそう願う。。。
一度も病気もせず元気に育った。(^^)
いつまでも元気で出来るだけ長生きしてね。(^^)
毎日いつでもどこでも一緒だよ。(^^)
寝る時も食べる時もお出かけする時も(^^)
いつも(^^)いつも(^^)一緒だよ。(^^)

この5歳のチワワ女の子の家族に医師は 
5歳の年齢に1度歯石取りの治療をしては如何ですか?
これからも健康でいるためには歯は重大です。
歯は食事を食べる事において重大なのです。
今の年齢でするのがベストです。
そう言った・・・

5歳のチワワを育てる家族はためらいを持ち
医師に尋ねた。

大丈夫でしょうか?
歯石取りの簡単な治療を行う時に
全身麻酔をこの子にする事が心配です。

医師はすぐに答えた。
ご心配なら前日に血液検査や心電図検査あらゆる検査を行い
決断されては如何でしょうか?
今の年齢時に歯石取りの治療をしなければ
歳を重ねてからでは出来ません。
体の状態によっては困難です。
この強い医師の勧めに家族は事前の検査を
医師にお願いした。
あらゆる検査診察で異常無し。
健康状態良好。
じゃあこの子を医師の医術に任せよう。
これからもこの子が健康な子でいられるために。。。
医師から麻酔を使用するにあたって
前日朝から絶食絶飲をさせる様に言われた。
嘔吐・吐き気があってはいけないから・・・と
麻酔薬を使用した事で食欲不振が生じるケースもあるので
治療後当日から3日間、点滴治療行った方が良いと言われた。
医師の言葉を家族は信じ、この子の健康だけを願うしかない。
当然。。。家族は治療後、この子が無事な状態かどうか?
だけでも知りたい。
治療後当日すぐにこの子に会う事は無理ですが
元気だと言う事だけでも、すぐにお電話でお伝え致します。と
医師は言った。
簡単な歯石取りの治療とは言っても・・・
全身麻酔・・・
家族は不安な気持ちでいっぱいだった。

この子は元気ですよ
無事麻酔から覚めました。
大丈夫ですよ。 

そう言って全身麻酔での簡単な治療OP後に
病院側から1本の電話が家族に入る。

良かった。(^^)

明日の午前、元気なこの子に面会に行こう!!
この子の元気な姿を早く見たい事だけを思う。。。
翌日朝、家族は支度をし病院へ行く準備をしていたら
自宅に電話が・・・
この子をお任せし入院させている病院から・・・

何?何事?どうしたの?

一瞬にして凍りつく内容のお知らせが・・・

残念ながら・・・
朝・・・入院室を見たら
お宅の子・・・死んでました。

家族はこの事実を今・・・
冷静に受け止める事は出来ない。
何が起こったの?
うちの子に何が起こったの?
家族が慌てて病院へ行くと・・・
そこには・・・
動かず冷たくなった・・・
家族に激愛され育った5歳の女の子チワワの姿

私は今、このご家族の辛さが痛いほどわかります。
どんな思いで我が子同様いえそれ以上に
ご家族がこの子をどんな思いで日々育てられているのか
知っていただけに・・・・(涙)

どんな思いで動かず冷たくなって死んでいるこの子を
抱き上げ泣かれたでしょうか?

どんな思いで死んだこの子を抱き
自宅に連れて帰った事でしょうか?

どれほどの辛い心情の中に家族は今いらっしゃるだろうか?

元気な子を医師に任せた。
元気だから今医師に任せた。
この子の健康を思う家族だから医師の医術を信じ任せた。

死なせるために医師にご家族は 
大切なチワワ娘を任せ預けた訳じゃあない!!

もう・・・どんなに泣いても
どんなに悲しんでも
どんなにこの子の名前を呼んでも
死んだこの子は帰って来ない。
元気な姿で帰って来ない。

全身麻酔・・・それは高度な技術が必要だと・・・
医師ならわかるはず・・・

それと同時にどんな思いで不安感いっぱいで

病院へ命を任せられた5歳チワワ女の子がそこにいた事を
医師や病院関係者に知って頂きたい。
この5歳の女の子チワワ
家族と離れ病院側に預けられた瞬間からの寂しさ。
その時この子はこう思ったでしょう。
言葉が話せたらこの子はこう言ったでしょう。
「ママ。。。ママ。。。ママ。。。」
「大好きな家族は何処にいるんですか?」
「すぐにママは迎えに来てくれますか?」
「ママ。。。ママ。。。ママ。。。」
「早くお家に帰りたいよ。」
「ママの所に帰りたいよ。」
「怖いよ。。。。」
「何だか気持ち悪いよ。。。」
「寒いよ。。。」
「ママに会いたいよ。。。」
何度も何度もこの様な言葉を言い続けたでしょう。
麻酔薬からこの子が覚める時・・・医師は
この子の血圧が低下した事に気づかず
安易な気持ちだった。
麻酔が覚める時に血圧を安定させる処置を行っていれば
この子は死ぬ事はなかった。

医師に伝えたい・・・

この亡くなった5歳チワワの女の子が
亡くなる前に思った言葉のすべてを
何度も何度も「ママ。。。」と 
言ったこの子の不安な心の声
麻酔事故の怖さをこの子の死で伝えます。




(3)全身麻酔・手術(OP)に
   事前の予約で病院側に依頼した際、
   病院側からこの様な事をご家族に
   伝えます。



*承諾書に家族が署名・捺印・住所を明記します。

医師としては最善の医療を、と思われているが、
万が一死亡した場合、ご家族は、苦情や裁判を
起こさないと言うもので同意するための承諾書です。
病院によっては承諾書では無く同意書となっています。


*全身麻酔・手術が事前にわかっている場合、
 ほとんどの病院では、前日の夜9時〜夜10時から
 絶食絶飲をさせて下さい。


麻酔薬の副作用で嘔吐や吐き気などが生じます。
治療中や手術中に吐瀉物が気管に入ると危険な状態に
なるため、それを防止するためです。


*予約でのOPや治療でも当日朝体調を崩した場合は
 速やかに当日朝ご家族からその様態を病院側に
 お伝え下さい。


ご家族がいち早くご愛犬の体調を把握出来ます。
それを明確に伝えて下さい。
他に緊急のOPを依頼された時病院としては
その依頼緊急OPに出来るだけ応対したいためです。


*この全身麻酔を使用しての治療手術後は
当日の日帰り入院でよいか  
入院日数が必要なのかを事前に家族に伝えます。


治療手術を行ってみないとわからない事もありますが
大半の病院が
歯石取り抜歯・去勢手術・避妊手術・イボ取り・涙腺・鼻づまり 
オデキ・骨折・噛み傷縫い程度の治療手術なら
当日昼の治療手術時間(午後1時から午後4時)までに行われ 
当日の夕方4時から夜8時までに
ご家族の元に帰宅させるケースが多いです。


*全身麻酔・手術を行う際にこの子の体力なら
 危険な状態かどうかは事前にご家族に伝えます。


年齢やその子の体調によっては万が一
そこに死が直面する可能性もある事を伝え
最前を尽くす事を家族に伝えます。
持病病弱な体でも、やむ終えず手術が必要なケースもあります。





(4)全身麻酔・手術が心配と言われる
   ご家族には


○血液検査○
腎臓、肝臓、貧血、低カルの値
甲状腺機能を主に調べる。
これらに異常がなければ大丈夫。


○心電図検査○
通常は聴診器でOK
心電図は念のため聴診器診察では分からない
「隠れ心臓病」などを調べる。


○聴診器診察○
心臓に雑音があるかないかを調べる。


以上の検査をして異常がなければ大丈夫。





(5)実話:今至急!!手術しないと!!
      明日・・・今日中にでも
      この子は死んでしまう。
      お願い・・・
      この子を助けて・・・
      この子にはもっと
      生きてほしい・・・
      家族の願いは手術で届くのか?!


私は年に数回・・・(年に2回程度)だが・・・
夫が仕事休日の日曜日の夜に、夫と焼き肉店で食事をする。
そんな夜の食事2008年1月27日(日)午後8時30分の
事だった・・・

いつもの様に私の携帯電話は24時間電源が入っていた。
食事を食べていると携帯電話が鳴る。
この時間に電話が入る時は、半数以上が緊急連絡SOS電話
電話の相手はここ10年前からドックシッターでお世話している
柴犬15歳男の子のお家のお母さんからだった。

明日午前この子のシャンプーをする予定なのに・・・
どうしたんだろう???と思い電話に出てみると
「この子の様子が変!!」
「30分おきにキャンキャンと鳴いている。」
電話の向こうから聞こえるこの子の声・・・
この吠え方に異常を感じた。
ワンコの15歳は高齢だ。。。
そこにどんな病が忍び寄るかもしれない。
認知症もこの年齢ではありえる事・・・

私はすぐに
「午後9時30分までにお宅に行きます!!」と答えた。

行ってみると・・・
15歳のこの子は落ち着いている様子。
お母さんの差し出したおやつまで食べている。
寝床でリラックスモード。。。???
目元もしっかりし反応がある。

しかし、この子の体に病が訪れたとしたら
必ず明日明後日に再びこの子は
日曜日の夜の様な声で吠えるだろう。。。
その事を私はこの子の家族に伝えた。
この子を育てるお母さんは私の発言を聞いただけで
悲しそうな表情になった。

今から15年前にこの家の次男が
「この家でこの犬飼おうよ。いいでしょう。お母さん。」と
家に連れて帰ってきたのがこの子だった。
この家で腕白盛り生後2ヶ月の仔犬が
生後6ヶ月になった時
突然の交通事故でこの家の次男は亡くなられた。
言ってみればこの15歳の柴犬男の子は
次男がこの家に残した命。。。
次男の息子が死んだ悲しみを今日まで
癒し続けてくれた命。。。

そう思っているこの家のお母さんは、この15歳の柴犬
男の子を激愛していた。
だけど・・・老犬・・・いつかは・・・
死んでしまう事はわかっている。
この家のお母さん。
死ぬ時はお願いだから苦しまず死んでほしい。
日頃からそう思っていらっしゃる様です。
誰だってそう思いたいですよね。。。
この15歳の柴犬男の子は他の子に比べ
知能が先天的に劣っていて、老犬の今でも
無邪気に遊びます。
言い聞かせ怒ってもあまり理解出来ないんです。
だけど・・・とても家族に愛され育っている事は
医師も私も知っています。
1月28日(月)元気に自宅で過ごした
15歳の柴犬男の子

だけど・・・1月29日(火)朝8時
キャインーーーーーと2度ほど吠えると
再び私の携帯に電話が入った
私はこの子を病院へ連れて行く事にした。
医師は血液検査を行った。
他臓器には異常は無いが、炎症反応がある
事がわかった。
貧血も起こっている事がわかる。
この瞬間に悪性癌の可能性をいち早く医師は把握
何処に起こっているんだ!!

悪性癌!!

肉眼触診では判断出来ない。
たぶん内臓真ん中に広がるものだろう。。。
巨大な腫瘍ならエコーで判断しずらい・・・
MRで検査を行いたい。
全身麻酔を使用してからMR検査をしなければ
正しい判断は出来ない。
どの様な判断でこの子が救えるか?判断出来ない。

今この子は15歳で心臓に異常がない事をお伝え
下さい。

そう言うと医師はこの子に
痛み止めの注射と止血注射をした。
私はこの夜、この子の家族にこの事実を伝えた。
そして冷静にこの子の家族に伝えた言葉。
それは・・・

今のまま医療の力を借りなければ・・・
この子は日々段々苦しみの多い体になるでしょう。
後どのくらい生きられるか?
どの様な方法でこの子を育ててあげればいいか?
そしてこの子の命・・・延命出来る可能性が
あるのか?無いのか?
一緒に考えませんか?

ご家族はすぐにこの子のMR検査を希望した。
午後10時以降この日は絶食絶飲

1月30日(水)
MR検査。。。この子は無事だ。
元気もある。
検査の結果
巨大な隠睾丸内臓を押し上げ潜む悪性癌が判明。
もう・・・時間が無い
早くこの悪性癌を摘出しなければ・・・
通常の睾丸なら目に見え表に出てわかるものだが・・・
睾丸下腹部から悪性癌となったものは
肉眼や触診でわからない。
だけど・・・昨年の7月末のこの子の体重増加から
800g以上の重さがある悪性癌だろうと判断は出来る。
もし、この悪性癌がお腹の中で破裂したら大量出血死
この子は吐血や血便を起こし・・・
もがき・・・苦しむ・・・
この事実を家族に伝えた。
この子の家族は泣いた。
私も辛い。

手術をすれば延命させる道のりがあるかも?
しれない・・・

だけど・・・手術中この子の体力が持たず死も
あるかも?しれない・・・

このまま・・・手術をせず苦しむ体のみで
過ごさせるのか?
この子が辛いだろう・・・

この3つの選択を家族が選んであげなければ
いけないのだから・・・
しかし悩む時間さえ無い現状・・・

明日の夜1月31日夜までに、ご家族が決断して下さい。
そう言って私はこの子を自宅に帰宅させた。
泣きながら私を見守る家族の顔。
そして私を見つめる

15歳の柴犬男の子・・・

こんな時私の辛い仕事です。
ご家族から1月31日(木)電話があり
一緒に考えてほしい。と言われたこの日の昼
私は真実を伝えた
この子は今日でも明日でも今すぐに死んでしまう
可能性がある子です。
このままだとその可能性はいつでもあると思って下さい。
家族はすぐに決断をした。
すぐに死ぬのなら・・・
手術をお願いします!!
この家族の決断を医師に私は伝えた。
悩んだ家族の心情と一緒に。。。
医師は冷静だった。
わかりました。
この土曜日2月2日の昼に手術を行います!!
万が一、手術中に腫瘍が破裂したら大量出血が起こり
すぐさま止血処置をしなければなりません。
この巨大腫瘍は何ヶ所から破裂状態が起こるか?
わかりません。
医師は私一人ではとてもじゃなく無理です。
他の医師数名の協力と共にOPで最前を尽くします。

この発言に私は救われたこの子の命の希望を見たが
万が一の事もあるので、この子の家族には
医師の全ての言葉伝えませんでした。

最前を尽くします!!と
医師はおっしゃっています。としか・・・

2月2日(土)昼のOP開始!!
医師が言う様に案の定・・・
悪性癌腫瘍をもう少しで摘出と言う所で・・・
破裂状態が!!
大量出血!!
一気にこの子の血圧下がる!!
急いで止血処置!!
すばやく血圧安定処置!!
ものすごい!!大手術!!
医師の素早い適切な医術!!
手術は無事成功!!
手術が終わりふらつくこの子に
再び血圧安定させ体温低下させない為の
処置を行った。
摘出された悪性癌腫瘍・・・



この子の体重は9.2kg
悪性癌が体にあると判明した時の体重は10.4kg
なんと癌腫瘍は全部で1.2kgもあったのだ。
夕方、この子がICUから一般入院室にうつされた
それからが。。。私の仕事
前日10時から絶食絶飲していたお腹に
サプリ(エネバイト)を
少しずつ食べさせこの子の様子を見守る。
そして、この子の家族にこの子の手術成功を伝えた。

それと共に

この子はこれから先、癌が体に転移する可能性もある。
しかし・・・年齢15歳なので癌が転移してもその癌は
進行が遅い事を願って下さい。
この子の延命を祈ってあげて下さい。

2008年6月この子は自宅でお母さんと
ボール遊びしていた。
とても楽しそうだった。

私がこの家を訪問したのも気づかず
大好きなお母さんと遊んでいる15歳柴犬男の子
可愛いなぁ。。。(^^)
長生きしてね!!(^^)

*ご愛犬が手術されるご家庭へのお知らせ
不安や疑問は、必ず医師に質問をしましょう。
聞きたい事(手術後の面会についてなど)は
何でもきちんと聞く事。
同時に愛犬の性格や日々の様子
普段の食事内容(種類・量)なども、
しっかり伝えましょう。
手術は、最終的には家族の決断が必要です。
決断するにあたっては、納得できる様
しっかり医師と話し合って下さい。




(6)入院となると・・・心配です。
   家族の不安が募ります。
   愛犬に出来る限りの事を
   家族はしたいです。
   どんな事を家族はして
   あげられますか?

*まず入院中のワンコの心から
心細い、淋しい気持ちでいっぱいです。
入院室の中でガルガル言えるのは元気な方。
中には吠える事もできず、しょんぼりしている子もいます。
どんな状態でも不安感が常にあります。
そこで、家族の匂いがついた服で少しでも
不安感を取り除いてあげ意思表示をさせてあげます。
ただし、中には持ち込み不可の病院もあります。


*自宅から愛犬の日頃使用している用品を動物病院入院室に
 持ち込めない理由として
・伝染病
・ケンネルコフ
・体内寄生虫がいる

等、他の子に感染させる恐れがある場合は
持ち込み一切禁止です。


*病院側から愛犬の日頃使用している用品や食事を持ち込み
 食べさせて良いと許可が認められました。
 どんな用品をもっていけばいいですか?
 どの様な食事を持っていけばいいですか?




入院時準備するもの

@ 大きい透明ビニール袋
袋に愛犬の名前(フルネーム)を大きく書きます。

A いつも使っている食器
普段と違う食器では食事をとれない子も。

B 給水器
ゲージ・サークルに簡単に挟み込んで取り付けられる
タイプのもの。

C いつも食べているフード
分量を正しく伝えます。

D いつも食べているおやつ
食べてもいい状態であれば、分量を正しく伝えます。

E タオル 2枚〜
体を拭くためのもの。綿100%がよい。
病院内のものだと他の犬や動物の匂いが付いているため
神経質になり不安定な気持ちになります。

F 寝床用の敷物 2枚
綿100%がよい。ベッドなどは持ち込み出来ません。

G 家族の匂いのついた服
綿100%、白色の生地がよい。
下痢や吐血があった場合、判別しづらいので色柄の生地は×
一番懐いている家族の服で洗濯せずに使用したままのものを。

H 小袋
汚れ物を入れてもらいます。
病院内で洗濯される事のない様に
下記の文章を記入して小袋に貼ります。



I 栄養チューブのサプリメント(エネバイト等)


以上、A〜Iの用品を@の透明ビニール袋に入れます。
紙袋など中身の見えない袋は使用しないで下さい。



*ご愛犬を入院させるご家族へのお知らせ
持ち込みをしていいかどうか医師に確認して下さい。
いつも食べているフードやおやつの分量を
正しく医師に伝えましょう。
普段呼んでいる愛称も伝え、病院内でも
呼んでもらいましょう。
持ち込む用品には全て、愛犬の名前を
フルネームで記入しましょう。




(7)実話:当犬舎のチワワ娘ねねちゃんが
      気管支喘息で入院・・・

当犬舎の肥満体型ねねちゃん・・・
突然の気管支炎?咳が・・・ゲホゲホ・・・
コンコンと出る。
咳止めと抗生物質のお薬を昼に飲ませた。
しかし・・・翌朝咳が酷い・・・
呼吸が苦しそう・・・
私は急いでねねちゃんを動物病院へ連れて行く。
これは入院しなくてはいけない状態だと判断したので
ねねちゃん入院用品と食べ物を自宅より持参
そう、チームホソノ自宅から入院セット持参です!!
この状態なら一般入院室の入院より
ICU(集中酸素治療室)に連泊入院をさせた方が安心だ
と私は判断したので
医師に「ICU入院を希望します!!」と
はっきりときっぱりと言いました。
すぐに医師からも看護士からも確認できる範囲に
ICU入院室はある。
ICU入院室の宿泊医療費は少しばかり高額ではあるが
可愛いねねちゃんのため医療費は問題では無い細野。
動物病院でも親馬鹿ブリーダードックシッター炸裂。
ごめんよ・・・ねねちゃん、育ての親の私が・・・
ワンコガムを・・・必要以上に貴方に食べさせたから・・・
肥満体型にさせてしまい辛い体にさせてしまったね・・・
早く元気になるんだよ。
寂しく無い様・・・毎日面会に来るからね。
人見知りゼロ女ねねちゃん。。。
ICU入院室から咳きこみながら
私にしっぽフリフリしてた。
ねねちゃん。。。
ねねちゃん。。。
早く治ってね。。。(ノω・、)

少し涙ぐんだ私の背後から若いピチピチ看護士女の子が
「あっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜チワワ!!」
「可愛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜可愛い!!」
デカイ声でキャピ発言。

思わず私・・・
知る人ぞ知るあの例の低いドスの聞いた声で
ギャル看護士に
「この子は細野ねねです。
 可愛いに決まっとるやろうが!!」
「デカイ黄色い声キャピ声で可愛い〜〜〜!!」と
「この子を今興奮させてはいけません!!」
「状況判断せぃっ!!(▼皿▼メ)ノ」と辛口炸裂トーク
この低いドスの聞いた私の声に
ここの動物病院の院長は敏感です。(爆)

すぐに駆け寄り

ギャル看護士に
「もう何やってるんですか?」
「可愛い〜〜〜〜〜〜〜!!と言って
 今興奮この子にさせてはダメ」
「細野さん・・・すみません。」
院長ギャル看護士を厳重注意指導。
院長は私にペコリペコリ m(_ _;m)三(m;_ _)m
ねねちゃんは咳が酷い・・・
ICU入院させるのはもう1つ理由がある。
呼吸困難で酸欠となった時
酸素室なら安心だし室内温度管理が出来るので
血圧が低下時にも少し安心出来る。。。
だから私は。。。
ねねちゃんをICUに入院させる事を決断したのです。
もう(−−)看護士のお嬢ちゃん方
ちゃんと理解して下さいなぁε-(;ーωーA フゥ…
毎度の事ながらこの私。。。細野必要によっては
かなり厳しいおばちゃん(▼▼メ)に変身致しますので
ご注意を。

一方。。。当犬舎のねねちゃんは
私の厳しいおばちゃんぶりをよくご存じなので。。。
日頃から(笑)
ねねちゃんが注意された訳では無いので
アタチには関係無いわっ!!
とりあえずここでマタ〜リするもんね。(*´艸`)ウフフ
私がこの場にいた時は。。。
ねねちゃんはこんな感じ(笑)

翌朝、私は張り切って入院するねねちゃんの面会を
するために動物病院へ行った。

昨日より元気そうなねねちゃん。(^^)
良かった。(´∇`*)
ほっと一安心している私の側に

目の下真っ黒でぐったりした院長と |||(_ _|||)
ぐったり体力消耗した看護士の |||(_ _|||)
やつれた姿・・・

????何でそんなに疲れてるの????(・_・?)

そう思った私

院長は朝から疲れきった様子で
私にねねちゃんの様子を
この様に報告した。
昨日夜遅くから朝までねねちゃんにつきっきりで
介護致しました。
突然ねねちゃんが・・・煤i゚Д゚;)
キャーキャー!キャンキャンキャン!と
鳴くのでダッシュで慌てて行くと・・・
ICU入院室の中に敷いてあるペットシーツの上に
人間の小指第一関節程度のウンチがポロリ・・・
(´A`;)としてあって
ねねちゃんどうしたの?と様子を見たら・・・
何事も無かったかの様に・・・
触って〜(*´艸`)と・・・
ねねちゃんはするんです。
朝まで・・・に・・・・この様な状態が10回も・・・
ねねちゃんが心配で私は一晩中・・・気になり
一睡も寝ませんでした。
と院長。。。。
わっ!!ヤバイ!!Σ(´Д`;)
ねねちゃんの悪質なイタズラ癖を
病院側に伝えるの私昨日うっかり忘れてるーーーーーー!!
ごめんなさい。mーーm

実は・・・ねねちゃんはウンチお知らせ犬なのです。
自分がウンチをすると吠えてお知らせするのです。
その鳴き方はまるで・・・悲鳴かっ?と言う様な
絶叫な声・・・なんです。
ウンチちゃんとペットシーツでしたわよ。
どうよ!!ヽ(*^∇^*)ノ”と自慢したい様で。。。
時にこのおりこう自慢を悪質なイタズラにする事があるんです。
寂しい時や不安な時
わざとウンチを小出しにして
人間の目を自分の方に向け誘う。。。
イタズラ癖があるんです。
コイツ・・・ねねちゃん
病院・・・入院室でも・・・
やっちゃいましたか・・・
大変お騒がせ致しました・・・mーーm
昨日院長にねねちゃんの性格や日頃の態度を
伝え忘れごめんなさい。
今度は私が院長にペコリペコリ m(_ _;m)三(m;_ _)m
私の可愛いチワワ娘ねねちゃん。。。
頼むから病院ではイタズラ癖やめて下さいなぁ。。。。(;∀;)
入院患者だった事は理解出来ないねねちゃん。
その後も現在元気でウンチお知らせ犬、当犬舎でしています。

お騒がせ(−−;)ねねちゃんの入院実話より


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

大切な愛犬に全身麻酔・手術・入院をさせる場合は
病院の医療器具が整っている
医術優れる医師にお願いしたい。
以下の様な医師が信頼出来る医師と言えます。
出来るだけ詳しく説明してくれる医師。
愛犬の血液検査を行った場合は
検査項目のデーター結果を必ず家族の手元に手渡し
説明をしてくれる医師。
家族の不安感や疑問や質問に出来るだけ
答えてくれる医師。
万が一最悪な事態が起こりそうな時は
この様な最前尽くす医療での処置を行います。と
はっきり説明してくれる医師。
手術後の様子や入院時の様子を
明確に話してくれる医師。
不安感いっぱいで恐怖心多しの動物心理を
出来るだけ取り除く様な医療と介護を考え
配慮してくれる医師。
どれだけ家族が日々大切に愛犬を育てているのか
出来るだけ知ろうとしてくれる医師。
家族が育てる愛犬の性格や日々の様子をいち早く
把握しようとしてくれる医師。
医術向上のみを優先するのでは無く
医学初心の医術、慎重なる医術を
常に忘れない医師。
家族と同様に愛犬の命を大切に思い
愛犬に出来るだけコミニケーションを計り
名前などを呼んでくれ、温かい眼差しで
見守ってくれる様な医師。
上記すべてが満たされた医師に
大切な愛犬の命をお願いされては如何でしょうか?
病院。。。医師選びはご家族が慎重に!!と思います。
どうか。。。今回のこの内容すべてを
御愛犬家の皆様、参考にされて下さい。
この内容すべてを数多くの愛犬家に知って頂きたいと
思う気持ちと共に医療の慎重さを重視した
医術向上を願いたいと思います。






バックナンバー

 第1集 食べない。飲まない。

 第2集 血統証明書(前編)

 第3集 血統証明書(後編)

 第4集 皮膚トラブル(前編)

 第5集 皮膚トラブル(後編)

 第6集 生と死の認識そして愛情責任とは(前編)

 第7集 生と死の認識そして愛情責任とは(後編)

 第8集 痙攣・発作・失神・意識が無い

 第9集 命を最後まで見つめる大切さ

 第10集 ワンコの成長での心 その心理は?

 第11集 貴方にとって愛犬の存在とは・愛犬にとって貴方の存在とは

 第12集 捨てないで…